天国の本屋

2003年7月8日
7月7日 月曜日

「もう閉店ですか?」

「大丈夫ですよ。 なんでしょうか?」

「こちらの本ですね。 どうぞ」

「あら、ずいぶん早いんですね。 まるで用意してあったみたい。」

「用意したておいたんです。」

「え? だって私…」

「あなたがこの本を買いに来るって、僕にはわかっていたんです。」

「なぜ? しかもこれ。弟が好きだった本なのに」

「よろしければ読みましょうか?」

「え?」

「もうこの店、閉店の時間ですからこの後、その本僕が朗読しますよ。」

「・・・・・・ええ、じゃあお願いします。 読んでください」


こんな文頭で始まるお話。

読んでいてすごくいいお話だった。

この本を今日読めてよかった。

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